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O2インジケータ完成!

O2インジケータを組み込んだデジタルメータを実車に取り付けました。
電源はメータ内の回路に寄生させているので、O2センサに繋ぐ1本の信号線だけ配線すればよいので簡単です。
メインハーネス沿いに取り回して、エレクトロタップでO2センサの出力側に取り付けました。
O2センサに接続
↑ エレクトロタップでO2センサに接続。
ホントはあんまり使いたくないのですけど、電流はほとんど流れないからいっか・・。

では早速試してみましょう。

↑一応上手く動いているみたいですね。
アイドリング時はリッチとリーンを繰り返し、パーシャル域からアクセルを急閉すると一時的に濃くなるあたりは
正しく計測できていると言えそうです。

実際に走行してみるとオシロでの計測とほぼ同じ結果が得られました。
3000rpm~7000rpmまでの領域はリーン気味の燃調で、8000rpmを越えるとリッチ気味の燃調になるようです。
アイドリング時以外は燃調マップを優先してO2センサのフィードバックを受けていないような挙動です。
それでもアクセル急開時には一瞬濃くなるのでTPSと吸気圧のフィードバックは能動的に行っている感じがします。
少なくとも高回転時にインジェクターの能力不足で燃調が薄くなることはないみたい。
むしろ高回転を持続して運転すると燃費が極端に悪くなりそうな結果となりました。

興味のある方のためにO2インジケータを公開します。
お約束事として作る方の自己責任でお願いします。
質問等一切お答え出来ませんのでよろしくです。
ヘタすると車輌故障や火災などのリスクもありますから、理解のある人のみ作ってくださいね。
勝手に作って大団円を迎えるも、カタストロフィに終わるも知る所ではありません・・
・・・と、言うスタンスでお願いします。

でも、上手くできても商売にしちゃイヤよw

この回路はKLX125/D-Tracker125に限らず1V出力のジルコニア式&チタニア式のO2センサには使えるハズです。
ただし、センサーのグランドが、ボディーアース(バッテリーのマイナス)と同電位であることが条件となります。

NETリスト

部品番号 部品種類 部品名称・値 パッケージ 購入場所
R1 レジスタ 1/10W 10kΩ 1608 千石/マルツ
R2 1/10W 1kΩ 1608 千石/マルツ
R3 1/10W 1kΩ 1608 千石/マルツ
R4 1/10W 1kΩ 1608 千石/マルツ
R5 1/10W 1kΩ 1608 千石/マルツ
C1 コンデンサ 16V 1μF 1608 秋月電子
C2 25V 0.1μF 2012 秋月電子
Q1 トランジスタ 2SC2712 SC-59 秋月電子
U1 電源 IC TA78L05F SOT-89 秋月電子
U2 インバータ IC TC74HC04AF SOP-14 千石/マルツ
↑ 特殊な部品は使用していません。アキバで普通に手に入る部品です。
小さい部品が多いので注意してください。
U2はC-MOS部品なので静電気に注意してください
R4・R5は接続するLEDの消費電流に合わせて調整して下さい。
パッドを並列にしてありますのでレジスタを組み合わせて適当な抵抗値になるように調整します。
下記の部品実装図では1KΩを並列にしていますので500Ωの抵抗値となります。
LEDは部品表に含まれていませんが、私は秋月の3mm 2色LED(OSRB3132A)を使用しました、500Ωでは眩しすぎる位です。

基板マスクパターン
マスクパターン
↑ リンクのPDFを原寸大で印刷して感光基板などに焼いてください。

部品実装図
部品実装図
↑ 部品密度が低いのでどの部品から取り付けても大丈夫です。
フェイルセーフ回路は設けていません、+12Vのパターンとグランドのパターンが極めて近いためショートに注意して下さい。
まぢで萌え・・いや燃えます。
長期間外気に触れていると徐々に基板が腐蝕してショートする可能性もありますから
完成した基板にはワニスを塗るなどして外気に極力触れないようにしてください。

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