このところ、近所を走るばかりであまりDトラを活用できていません。
250ccの方なんか自賠責が切れている始末ですw
さて、先日カワサキが震災支援のためにDトラを提供した話題をネタにしました。
結論から言いますと、カワサキの判断は正しかったと思います。
と、いうのもゴールデンウィーク前半宮城県内の被災地に行っていました。
Dトラではありませんがチューブタイヤのバイクで。
押しつぶされた車、どこからか流されてきた船、散乱するガレキ等々、これが現実なのか?と思えるような風景があたり一面に広がっていました。
ほとんどの道路はとりあえず走れるようにはなっていますが、津波によって運ばれた泥と破壊された家屋の破片が散らばっていたり、海水の力によってアスファルトが剥がれたり、地盤の沈下でマンホールが飛び出しているなど、かなりシビアなコンディションでした。
案の定、ネジを後輪が拾ってあえなくパンク。
パンク防止剤をあらかじめ流してありましたが、建築物に使われる大型のネジが刺さるとその効果はまったくありませんでした。
まさにカワサキの懸念どおりの結果になってしまったわけですね。
なんとか他人の世話にならずに収拾できましたが、支援車輌に支援が必要な場面を再現してしまうと、後方支援と割り切ってDトラを提供したカワサキの判断は正しかったと言わざるを得ません。
障害物があるならオフ車が妥当だろうと安易に考えていましたが、その障害物は釘・ネジ・ガラスといったそこらの林道では通常ありえないものばかりで、いわば針のむしろの上を走っていると捉えるのが適当でしょう。
実際現地の様子を見てあらためて津波の恐ろしさと事後処理の困難さを思い知らされました。