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ホイール組み立て

台風が来る前にアルミリムを組み込みます。
リフトアップしたままだとあまりにも危険なので、早く地面に下ろさねば。

汚れたスポークはサンエスに一夜漬けして磨き、ハブは塗装しておきました。

早速アルミリムにスポークを組んでいきます。
我流なのであまり参考にしないようにしてください。

フロントホイールは左右でスポークの長さとネック角が違うので間違えないように注意します。
また、スポークは左右それぞれ外側と内側があり内側のスポークを先に入れると外側が差し込めなくなります。
スポークは外側から
あとで気づくとめんどくさいです。←あとで気づいた人談。

まずは左右共に7本ずつスポークを通して、大まかに整形していきます。
このときはまだゆるゆるの状態。
左右外側7本ずつ張った状態
↑ 左右の外側を7本ずつ張りました。
スポークとリム穴の位置関係は、ハブにスポークを差し込んで一番自然に入る場所です。
間違えることは無いです。

この状態でニップルの上端がスポークのねじ山上端と面一になるまで締め込んでいきます。

残りの内側のスポークも差し込み同じようにねじ山と面一にしておきます。
全スポークを張った状態
↑ すべてのスポークが差し込まれた状態になりました。

次にすべてのニップルに油性ペンなどで目印を付けて同じ角度ずつ順番に締め込んでいきます。
この作業を繰り返してスポークに軽い張力を感じるまで続けます。

スポークやニップルは機械で作られた工業製品ですから誤差はほとんど無く、締め込む回転数が同じならほぼセンターが出るであろうという考え方です。
とはいえ、このやりかたでもいくつか緩いニップルが出てしまいます。
これについては回転数を気にせず軽い張力が出るまで締め込んじゃいます。

んで、緩いニップルが無くなったらリムのオフセットを確認します。
あらかじめ計測しておいた位置にリムのセンターが来ていない場合、同じ回転数ずつ左右のニップルを締めたり緩めたりて調整します。

そして泥沼作業に陥りがちな振れとりの作業です。
以前、KSRをプロアーム化したときに使った治具がこの作業に使えそうです。
振れとりマシーン
↑ ダイヤルゲージを設置してホイールを乗せると実に具合がイイ♪
ペルシア絨毯の上でやる作業じゃないですがそこは気にしない方向でw

サービスマニュアルでは上下(偏心)1.2mm、左右0.8mm以下が調整範囲となっており、使用限度は共に2.0mmになっています。
意外とアバウトですね。

まずは偏芯の確認から。
うん、ニップル均等締め作戦が功を奏したのかほぼセンター出ているようです。
もはや偏芯かリムの精度かわからないレベルなので、左右の振れとりに作業を移します。
ダイヤルゲージの計測だと最大0.8mm程度の振れが出ている様子。
すでに許容範囲ですけど少し追い込んでみます。
ダイヤルゲージで凸部と凹部を割り出して、油性ペンでマーキングしてから、少しずつ締め込んだり緩めたりしながら調整します。

ところがこの作業、あんまり生真面目にやっても意味が無かったりします。
リムには必ず溶接箇所が有り、その部分だけ極端にゆがんでいる場合があります。
溶接箇所
↑ ハッチ部分が溶接箇所、この部分の振れは無視してOK!
それを基準に作業をすると泥沼にハマる羽目になります。
まぁ、ほどほどで。

溶接部を含めて0.4mm以下、平均的に+-0.2~0.3mmぐらいまで追い込めたんじゃないかな?

↑ 振れ計測動画

あとは均等に増し締めして、再度振れの確認をしたらスポークの調整はおしまいです。
ホイールがゆがんじゃうので、あまりニップルを強く締め込む必要はありません。

アルミリム化完成!
アルミリム化完成
↑ 思ったより苦労なく交換できました。

そして最後の関門タイヤの取り付けが待ち構えています。
今回は取り外したタイヤとチューブをそのまま再利用するので、タイヤは堅くなっているし、チューブは少し伸びています。
新品タイヤより難易度高いぞ!
せっかく交換したばかりのアルミリムに傷を付けずに、慎重に作業せねばなりません。

まずは片側をよっこらせっと。
片側ハマった!
チューブを入れて、口金をリムに通したら、一端軽く空気を入れてチューブの撚れを取り除きます。
バルブと反対側からタイヤを嵌め、体重をかけて嵌めたビードが戻らないようにしながら少しずつ進めていきます。
あともう少し!
↑ あともう少しです!
反対側のビードがしっかり落ちているか、チューブの噛み込みは無いか確認しつつ最後のビードを嵌めれば完成です!

ブレーキローターも取り付けアルミリム化完了!
完成!
チューブを痛めることも無く無事組み上がりました。
緑のリムはちょっと派手かなぁ?


・・・まだ後輪が残ってるんだよね。

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