カワサキ D-Trackerの購入からいぢり倒す過程を紹介する盆サイト

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オイル交換など。

ぬうう化して100kmほど走ったので購入後初のオイル交換をしました。

オイル交換
↑ 思っていたほど目立った汚れもなく、多少透明感が残る状態でした。
水銀の様にメタリック化したオイルを期待していたのに拍子抜けです。
金属粉もほとんど混じっていません。

ちょっと高級なカストロの10w-40を入れておきました。
実質的なオイル量がちょうど1リットルぐらいなのでムダを出さずに交換出来てべりぐ~です。

そしてスパークプラグをチェック!
スパークプラグ
↑ ちょっと焼け気味で薄いのかなぁ~ とも見えますが、概ね良好です。
そもそもインジェクション車でプラグの焼け具合ってあんまり意味無い気がするし・・。

ところで当方、いわゆる「ならし」は基本的にしません。
いや、2stエンジンならしっかりしますけどw

4stエンジンの場合はあまり真面目にマニュアル記載の速度&回転数を
守ってもストレスがたまるだけです。
普通に加速して普通に減速する普段の走りをしていればそれが「ならし」であると考えます。

実際それでトラブル起きたことは一度もありません。

チェーンローラー

あけおめことよろです。
本年もよろしくです。

ぬうう化したDトラ125は着実に走行距離を伸ばしております。
今のところまったく問題ありません。
トップスピードに到達するまでの時間はノーマルに比べだいぶ短くなりました。
現在のギア比だと、よわkm/h以上出すのは難しいですが、元々低回転でのトルクがかなりあるので、
フロントスプロケットを1Tないしは2Tぐらい上げてもいけるのではないかと踏んでいます。
ノーマルの二次減速比だと2速発進が普通にできますからね。

それは何れ試すとして、気になる走行中の異音をなんとかしたい・・。

チェーンガイドローラーがガラガラ回る音は聞くに堪えません。
んで、こんなものを設計しています。
チェーンガイドローラCAD画面
↑チェーンガイドローラーがスムーズに回るように、ベアリングを仕込む計画です。

DRCが出してる32mm径のチェーンローラーをそのまま使おうとも思いましたが、
純正品より4mmほど径が大きいようなので純正ゴムローラを流用して作る予定です。

ベアリングを6つ使うリッチな仕様w

完成するとこんな感じになるハズ↓
完成予想図
果たしてコレでガラガラ音は改善されるのでしょうか?

実はDRCのローラーを買った方が安上がりですw

始動!

夜中の雨で濡れたパーツを拭いつつ、始動のための準備を進めます。

まずは圧縮の確認から。
コンプレッションゲージ
コンプレッションゲージを接続して数秒間セルを回します。
結果、900kpaぐらいでした。
KLX140のサービスマニュアルに書いてある上限値と下限値の中間ぐらいです、問題無さそう!

シートや外装を装着する前に始動を確認しておきましょう。

キーをひねり、警告灯の消灯を待ってからスタータースイッチを押します。
ドルンドルン・・・。

若干重々しくスターターは回りますが、始動の気配がありません。
どうやら、燃料タンクからインジェクションまでの配管にガソリンが来ていないみたい。
燃料が重力で落ちてくるわけではないので、タンクに取り付けられた燃料ポンプからの圧送を待たねばなりません。

キーをひねった初期動作の時、燃料ポンプからの音が長く聞こえるので、
キーのオンオフを繰り返して燃料をインジェクターに送ってみることにします。

3回ぐらいそれを繰り返し、そして再度スターターを押すと・・

ドルンドルンすととととととと・・・
今度はあっさり始動しました!

ISCも問題なく作動しているようで、エンジンが暖まると1300rpm程度で安定してアイドルしています。

オイルが行き渡り馴染むまでの間、そのままの状態でシートと外装を取り付けました。

んで、試走。
近所にある河川敷のフラットダートでぬううエンジンの実力を試します!
河川敷
確かにパワーは上がっていますが、レスポンスが鈍いためか劇的な変化は感じられません。
やはり吸気口の拡張とマフラーの交換も同時にやるべきです。
FIのマッピング次第で激変するのかもしれませんが、現状その手だてはありませんし・・・。

残念ながらノーマルのKSR2にすらまだ負けている感じです。
一応乗用車をリードするぐらいのパワーはあると思いますけど。

予想通りECUが補正してくれるのか、燃調にも問題ありません。
上から下までスムーズに回るので快適です。


実はエンジンのことより、フラットダートでのサスの堅さが気になりました。
Dトラ125はオン向けだとは理解しているけどもう少し柔らかくてもイイと思います。
シートが固いので振動が・が・がガガw


・Dトラ分解に関するTIPS
燃料タンクを外す際、燃料ホースをインジェクションユニットから外しますが、
見たことのない燃料コネクタに少々とまどいました。
燃料コネクタ
↑まず、コの字型をした赤いパーツを外側にズラします、ツメを浮かせながら慎重に!
そしてコネクターを引き抜きます。
取り付けはその逆です、カチッと鳴るまで差し込んで、コの字パーツを元の位置に戻せばOKです。

最初コレの構造が判らずサルのように悩みましたw
腰上分解するだけでも、燃料ポンプコネクタ、シリンダー温センサなど見慣れないコネクタを
抜き差しすることになるので、ツメの掛かり方をよく観察して痛めないように扱う必要があります。

ぬうう化

さぁ、機は熟した。
作業に取りかかろうではないか!

っというほど大したことなく、終わってみればぬうう化は非常にシンプルでした。

前例が無くKLX140のサービスマニュアルを見ながら手探りで進めたため迷うこともありましたけど・・・w

↓まずはバラします。
分解
電子制御化されたDトラ125はけっこう身が詰まっていて分解するのが大変。
シリンダーを外すまでが一苦労です、シートやらタンクやら色々関係ない部品を外さねばなりません。
しかも隙間が狭く工具がなかなか入らずイライラしますw
KSR110の整備性に比べるとマイナス点です。

おっ!いっちょまえに三相交流発電なのね?
レギュレート・レクチファイア

と、各部に感心しながら分解していきます。

レフトカバーの点検プラグから、フライホイールのTマークを合わせ・・・
点検窓
カムシャフトカバーからスプロケットを外そうとします。
ところが、スプロケットを留めるネジが固くて外れません。
半ば諦めエアインパクトを準備しようかと思っていたところ、ふとサービスマニュアルを見ると「Left hand thread」の文字が・・。
逆ネジ?
逆に回したらあっさり外れましたw

まだたいして乗ってないためか、ヘッド・シリンダー共に固着することなくあっさり外れました。
輸入したぬううシリンダーと純正シリンダーを比べてみます。
シリンダー比較
↑各部を計測してみましたが、違うのは打ち込まれたスリーブの厚みだけでした。
これなら、125のシリンダーを井上あたりでボーリングしてもらえば安上がりです。
これだけスリーブが厚ければ61mmぐらいまでのピストンが入れられそうです。
スカット仕様なら64mmも行けそう。(インジェクションがついてこれるかは別として)

俄然テンション上がってきました!
古いガスケットを削りとるのがまどろっこしいですw
すかさずムフフなピストン装着↓
ピストン装着
特に鏡面加工とかしてません。

続いてムフフシリンダー装着!
オイルパイプもそのまま流用出来ました。
点検窓
あれ?外したはずのドウェルピンが1個足らないぞ?
まっまさか!?

案の定、クランクケース内に落ちてました・・orz

せっかく取り付けたシリンダーを一度外して、ドウェルピンを救出。
エンジン始動する前に気付いて良かったです、ネオジム磁石最高!

しかしまたしても試練が・・・
ヘッドを閉めようとガスケットをビニールから取り出します。

うん?、なんか見覚えあるガスケットだな?
ガスケット
↑ってこれ、KSR110(KLX110)のガスケットじゃんw(右)
オー! アイム ミステイク!誤発注してしまいました。orz..
いや、たしかにKSRも持ってるんですけどね、何で間違ったのかわからないです。
一瞬カワサキが梱包間違ったのかと思ってしまいました、タイの人コートーカー。

「すていつ」から3週間かけて輸入するのもバカらしいので、外したノーマルガスケットを加工して代用することにします。
フラップホイールiconを電動ドリルに取り付け、ガスケットを拡張する
こと約1時間、どうにか58mmまで拡張出来ました。
ガスケット加工完了
軽く液ガス塗ってヘッドを閉めます。

余計なトラブルで思いのほか時間が掛かり、ガレージのライトに照らされる中ようやく完成です。
組み上げ完了!

走行テストは明日以降に持ち越しです。
なにぶんこのまま公道を走るとアレなのでどっかの河原にでも行ってきます。

おそらく、O2センサーまで搭載した本格的なインジェクションですから、
20cc程度の違いはECUが補正してくれると予想しています。

あとは細い象鼻とマフラーを変えればけっこう楽しめるマシンになるのではないかと?

総評
ぬうう化に当たり、絶対に用意しなければならない部品はピストンのみである。
あとはシリンダーのボーリングとガスケットの小加工ぐらいで済むため、
安く済まそうと思えば2万円掛からずしてボアアップ可能。

どうせなら、アメリカのBBRから160ccピストンが売られているのでコレを入手してしまった方がよいかもしれません。

ぷれぜんと?

仕事納めを終え、家に帰るとUSPSとかいうサンタがクリスマスプレゼントを届けてくれました。
ぷれぜんと?

サンタは関税を900円ほどせしめて帰っていった様ですが・・・。

なぜかホンダの純正パーツ箱に入ったプレゼントを、鼻息を荒げながら開梱します!
謎パーツ
↑ ナゾなKAWASAKI純正シリンダーとピストン、ガスケット一式が出てきました。

実はアレのぬうう化計画に必要なパーツ群だったりします。
フレーム番号200番台の超初期型マシンは、まだたいして乗らないうちにおかしなことになってしまいそうです。


部品が到着するまでの3週間、長かったよママン。


って実車発売前に部品だけ注文してる方もアレですが・・・。
喜んでパイオニアになろうぢゃないですか!

この冬休みは楽しめそうです!

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