ついにKLX140Lのスイングアームを取り付ることが出来ました。

注文した商品のバックオーダーで作業が遅れるなどもしましたが構想から約2ヶ月で完成させることができました。

せっかくチェーンを外しているので、ついでにドライブスプロケットを交換します。

↑ 14Tから15Tに変更しました。
チェーンガイドとのクリアランスが極小になってしまいます。
ガイドに刻印された14Tの文字もちょっと気になりますね・・。

リアブレーキキャリパーも取り付けます。

↑製作したキャリパーサポートで無事に取り付けできました。
ディスクの外周までキッチリ使い、かつパッドがはみ出さない位置に設計しました。

スプロケ側はこんな感じです。

↑ チェーンガードが付いているのがイイですね！
実用上問題ありませんがチェーンラインを1～2mm程度外側にずらした方が良いかもしれません。

ブレーキホースの接続とチェーン調整↓

Dトラ125のブレーキはストックでも良く利くので純正ゴムホースで十分です。
リザーバタンクが奥まっているためエア抜きが非常にやりにくいのが難点です・・。
チェーン調整は純正より簡単になりました。
さすがレーサーのアジャスターは良く出来ています。

んで、完☆成！

↑ 標準のスイングアームよりぶっとくなって逞しいです。
塗装が合っていないので後付け感が否めませんが、ぱっと見た感じでは違いがわからないほど良くまとまっています。

もともとKLX140/Lがベースですからあたりまえとも言えますけど・・。

兎に角無事に完成して良かったです♪

結局週末まで待てず、帰宅後の時間で製作してしまいました・・
睡眠時間ががが・・・ｗ

前回から何度か設計をやり直し、満足できる図面と切削パスが出来たのでCNCで切り出します。

↑ セレロン300MHzのへっぽこホストコンピュータを使用しているため、フィードレートがあまり上げられません。
CNCソフトはMach2を使用しています。

NC制御自体は全自動なのですが、切り粉の除去作業やエラーの発生に備えていつでもアボートボタンを押せる状態に
していなければならず、基本的に付きっきりになってしまいます。

↑ 3mmのエンドミルで切削中！

んで、1時間強で切削完了・・・。

↑ 設計通りに上手いこと削る事が出来ました。
さすがにタップだけは手作業です。

これで完成でも良いのですが、20系のアルミはそのままだと白く錆びるため、アルマイト処理することにします。

↑ 希硫酸に切削したキャリパーサポートと鉛板を放り込み電解していきます。
温度が上がりすぎないように注意しながら、45分ぐらい電流を流してアルマイト層を形成しました。

次に着色行程です。

↑ モンスターエナジーカラーに合わせて緑色にしてみることに。

頃合いを見計らって、封孔処理に移ります。

↑ 封孔剤を入れたお湯でぐつぐつ15分ほど煮るだけです。

↑ アルマイト完成！ うまい具合にアルマイト層が形成されムラ無く綺麗に着色できましたが、ちょっと染料濃すぎたかな？
カワサキのライムグリーンを彷彿させる色にしたかった・・。

完成したキャリサポでキャリパーを組み上げるとこんな感じです。

頭の中のイメージとパソコンの電子データだったものが、現実の物となって現れると感慨深い物があります。

我ながらようやるわｗ